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マスコミは、凄惨な事件をなくす努力をしているのか? ニュース記事に関連したブログ

2008/06/10 00:31

 

izaより-

秋葉原無差別殺人、男の素顔…ロリコン、スピード
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/151722/


同僚は加藤智大容疑者(25)を、アキバ系ロリコンオタクだったと証言する。日ごろは温厚な半面、スピード狂でバーチャル世界にのめり込み、突然キレるなど、犯行につながる側面も見せていた。父親との確執を漏らしていたこともあり、3月に起きた茨城連続殺傷事件に触発された可能性も浮上している。

青森県出身の加藤容疑者は製造業派遣大手「日研総業」(東京)に昨年11月登録、静岡県内の自動車部品工場に派遣され、裾野市にある単身用アパートに入居していた。

加藤容疑者と同僚男性(21)はすぐにうち解けた。麻雀に飲み会と、毎週のように遊んだ。親交を深めるなか、男性は容疑者の特異な趣味に気付いたという。

「(加藤容疑者の)部屋はモノもなく、殺風景。ただ、同人マンガ誌が数冊置いてあった。カラオケに行ったときに歌うのはロリコン系のアニメソングばかり。『2D(アニメなど2次元世界)しか興味ない』と公言していたし、典型的なロリコンオタクでした」

だが、後輩への面倒見が良かった加藤容疑者への信頼が変わることはなく、親交は続いた。「アキバ好き」を公言していた加藤容疑者は男性ら同僚を連れて秋葉原へ繰り出し、メイド喫茶などを案内。「まあ、こんな感じですよ」と得意顔だったという。

いつも携帯片手に掲示板「2ちゃんねる」をチェック。自らのハンドルネームを持ち、頻繁に書き込みを行っていたようだ。

2ちゃんねるのゲーム機を議論するスレッドに5月27日、≪秋葉原で忍者姿の痴漢が刀振り回し大惨事!≫とのタイトルで、≪6/5以降絶対事件起こるだろうから先に立てとくね≫と、今回の犯行予告を思わせる書き込みがあった。加藤容疑者は急にキレることがあったというが、6月5日は容疑者が激昂して会社を飛び出した日だった。

加藤容疑者は友人(22)に対し、茨城・土浦市連続殺傷事件で逮捕された金川真大被告(24)が熱狂的ファンだった美少女同士の対戦ゲームの画像を送信。ゲームを通じ、金川被告の犯行を意識していた可能性が浮かんでいる。

一方で、同僚男性は加藤容疑者のスピード狂の一面について「富士スピードウェイや平塚のサーキット場に連れて行ってもらった。一緒にカートに乗ってタイムを競ったんだけど、とんでもなく速かった。以前はスポーツカーのGTRに乗ってたとも言っていた」と証言。別の同僚(21)には「将来トラック関係の仕事に就きたい」と夢を語ることもあったという。

友人らが「いつもポーカーフェース」と称する加藤容疑者も時折、心に抱えた悩みを垣間見せることがあった。「昨年の年末、自宅まで送ってもらったとき、ポツリと言ったんです。『親が借金を重ねるから、青森から飛んだ。ろくでもねえオヤジだ…』」(同)

前述の男性と身の上話をしたときには「事故をして廃車になった車のローンが残っている。でも、自動車会社と納得できないイザコザがあったし、家賃も数カ月滞納していたが、両方踏み倒してきた」と吐露。「飛んできたから車も買えない」と愚痴をこぼし、「いなくなるときは何も言わないで飛ぶから」と失踪をほのめかしていた。


izaより-

凶器の「ダガーナイフ」 ドラクエの“アイテム”として登場 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/151744/


東京・秋葉原の無差別殺傷事件で凶器に使われた「ダガーナイフ」。両刃で殺傷能力が高いが、ほかのナイフと同様「販売規制はないに等しい」(刃物販売業者)。ナイフなどの販売業者によると、正当な理由なくダガーナイフなどの刃物を携帯することは銃刀法で禁じられているが、購入に関する取り決めは、業者の自主判断に委ねられている。

平成10年、栃木県で中学教諭が生徒にバタフライナイフで刺殺された事件を受け自主規制の動きが強まったが、刃物店の同業組合に加入しないマニア向け護身具ショップには適用されない。ダガーナイフは、有名なゲームソフト「ドラゴンクエスト」などにも“アイテム”として登場、ゲーム好きの面を見せる加藤智大容疑者(25)をひきつけた可能性もある。



悲惨な事件が、東京秋葉原でおきた。最初の一報をうけたとき、その衝撃に寒気がした。

不幸にもなくなったかたには、ご冥福をお祈りしたい。

こうした猟奇的な殺人がおこると、上記記事のように、きまって、犯人像を追いかけることが義務であるかのように、マスコミは、容疑者の普段からの行動、学生時代の印象、趣味・嗜好などを報道する。

そして、こうした際に、殺人者の趣味嗜好で必ず出るのが、過激な映画、アニメ、ロリコン、ゲームだろうか。マスコミは、殺人者がこれらと少しでも接点があれば、ことさらに取り上げるようにおもえる。ダガーナイフがドラクエの武器らしいが、そんなことはこじつけに過ぎないのはいうまでもない。

決して、趣味が将棋だった、バッハやモーツァルトを普段から聞いていたという事実があっても報道されないだろう。前述した「XXが趣味の場合は、犯罪と嗜好に関連性あり」という固定観念が、さも、正しいとばかりに、こうした趣味嗜好自体が悪だと騒ぐ。これらに因果関係の立証があるのだろうか。マスコミの報道は恣意的ではないのか。

(ただし、今回の容疑者は、秋葉原に通っていたらしいため、秋葉原という仮想的な異常空間、実体の世界と乖離した地域という特殊性が、この手の議論でよくいわれる「リセットすれば最初に戻るはずだった」という人間の感覚を麻痺させた結果、こうした事件が起こった可能性はある。しかし、この議論は、別の機会にやればいいことで、現状、問題視するのは軽率だろう。)

本来、マスコミが、なりよりも先に報道すべきは、事件のあらましと、予防策に資する情報提供である。今回の警官の行動分析、つまり、正しい行動をとっていたのか、本来なら死なずにすんだ人間がいたのではないかの考察が必要なはずである。しかし、残念ながら、いっこうになされない。

おそらく、この事件でも、マスコミは、犯人像や犯行手口を詳細に報道し、偏った一定の趣味嗜好に言及を強め、また、家庭環境や精神病歴など、犯人が犯罪にいたった原因をさぐっていくだろう。しかし、本来、マスコミにこうしたことができる技術や知識はないだろうし、国民もそうしたことは望んでいないはずだ。

国民は、効果のある対策を望んでいるに過ぎない。いくら警察やマスコミが、犯人像を分析し、その原因となったことを一つ一つ対策をうったとしても、必ず凄惨な事件はおこる。キチガイはゲームやアニメがなかった時代にも存在するし、親に虐待された人も、ほとんどの人はまっとうな人生を送る。つまり、事前の策は当然必要であるものの、事後の策に欠陥があれば、いくら事前の対策が万全でも、まったく意味をもたない。

特に今回の事件で、容疑者は、警官に追われながらも、複数人を刺していった事実について、警官が威嚇射撃なりの行動ができていれば、助かった命があったかも知れない。拳銃を使うことを極端に非難する一部のマスコミに影響されて、警官が萎縮していないか、また、突発的な事件にたいする警官の対応能力が不足していないか、などの前向きな議論に、ほとんどのマスコミは後ろを向けつつ、容疑者の属性や過去と犯罪の関連性など、犯行ごとにそれぞれ別にある解を、さも、クロスワードパズルを解くがごとく、のんきに報道する。

しかも、この事件の概要が、先にあった、刃物で繁華街をうろつく事件や、車で商店街を暴走する事件と類似している。今回の事件は、これらの模倣だった可能性がある。
先にも、小学生のいじめ問題による自殺や、硫化水素自殺などに関するマスコミ報道によって、後追い自殺が絶えなかったという事実は存在する。

自分達が”生産”した犯罪者を、のんきに、プロファイルしつつ、警官には拳銃の使用を抑制させて、犯罪者は自由に、気の済むまで、殺害を行うことを可能にし、まったく関係のない市民は巻き添えを食う。

こうした可能性があることについて、マスコミは、胸に手をあてて考えたらどうだ。

カテゴリ: その他  > 日記    フォルダ: マスコミ考

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